中国:武漢 漢口(ハンコウ)フレディもしくは三教街

中国
撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

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 湖北省武漢市の漢口です。近年、武漢は世界的に有名になりましたが、漢口は一般的には知られていない地と思います。しかし私のようなさだまさしファンには、ここは特別な場所ではないでしょうか?。現在蘇州に住んでいますが、コロナが明けて2024年3月3日ついに漢口に来てみました。
蘇州から漢口までは新幹線で約4時間、結構遠いです。日帰りはムリなので、漢口のランドマークでもある江漢関博物館の隣にあるホテルに1泊しました。ホテルの近くにTSUTAYAのブックストアがあったのはちょっとビックリ。
漢口の駅に着いてから先ず、揚子江(長江)沿いのバンド(河岸)地域へ地下鉄で移動。江漢駅で降りて地上に出てみると、租界の名残りある建物が密集しており、確かに異国の雰囲気が感じられる場所でした。
先ずはシンボルの江漢関博物館へ徒歩で向かい、隣のホテルへチェックイン。このホテルは1913年落成の旧日清洋行の事務所ビルの再利用とのこと。当時の日清間の貿易等の舞台であった模様。ここに一泊してさだまさしの「フレディもしくは三教街」の舞台である揚子江(長江)沿いの租界エリアを散策しました。

 ホテルから東の方向へ向かって歩き、先ずは銀行が多いエリアがあって、1921年落成の旧横浜正金銀行や旧ニューヨークシティバンクの建物の前を通りました。横浜正金銀行は戦後まで日本の貿易金融、外国為替に特化した銀行であった模様。戦後解散させられたそうですが、業務は現在の三菱UFJ銀行に統合された東京銀行へと引き継がれたとのこと。当時の建物が「優秀歴史建築物」の一つとして保存されていました。

 更に足を進めると、どうやらロシア租界エリアに入った模様。「黎黄陂歴史文化街区」と名付けられた異国情緒ある地区の間を通る道を歌の歌詞を思い出しながら歩きました。この辺りはちょっとした観光エリアに開発されている様で、商店が多く、多くの人が散策を楽しんでいました。まだまだこれから開発される気配が感じられました。

 そこから更に日本租界のあった東の方向へ歩いて行き、点在する当時の建物を眺めました。当時のロシア正教教会やドイツ工部局巡査棟などの前を通り、当時の日本租界エリアに入りました。ここで当時の日本関連の建物で私が確認できたのは、日本軍幹部宿舎、三菱洋行職員宿舎、松廼家旅館、日本同仁会医院長宿舎で、これらは一般の中国の街並みの中に点在していました。

 短い滞在でしたが、昔から歌の世界で気になっていた旧租界エリアをようやく歩く事ができました。多分ここは、一般の外国人観光客が観光で訪れる場所ではないでしょう。最後にやはり歌に出てくる「揚子江沿いのバンド(河岸)」をしばらく歩き、歌の世界に浸りました。このエリアには、まだまだ旧租界の整備中の建築物が点在しており、これから更に観光用に開発される雰囲気を感じました。

【MAP】
漢口新幹線駅から地下鉄2号線の江漢駅で下車。そこから江漢路歩行街を南方向に15分くらい歩くとシンボルの時計台がある江漢関博物館に着きます。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

漢口駅。新幹線で蘇州から約4時間かかりました。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

地下鉄2号線の江漢駅から地上に出ると、異国情緒ある街並みが広がっていました。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

シンボルの江漢関博物館の時計台。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

夕景はこんな感じ。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

江漢関博物館の隣の旧日清洋行事務所建物を再利用したホテルに宿泊。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

ホテルのロビー。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧横浜正金銀行。1921年落成。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧ニューヨークシティ銀行。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

ロシア租界エリアは黎黄陂歴史文化地区として開発されていました。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

ロシア租界エリアで目立つ建物、バーゴン邸。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

ロシア租界の雰囲気。当時の街並みが結構残っていました。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧ロシア租界にて。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

ロシア正教教会。イギリス租界内とのこと。1895年落成。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧ドイツ工部局巡査棟。1895年落成。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧日本軍幹部宿舎、三菱洋行宿舎、松廼家旅館。一つの建物であった模様。1910年落成。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧日本軍幹部宿舎、三菱洋行宿舎、松廼家旅館。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

旧同仁会医院長宿舎。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

開発途中の租界時代の建物がまだまだありました。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

江漢路歩行街を北に進むとショッピング街になってました。ここも租界時代の建物が密集。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

なぜかTSUTAYAが。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

揚子江(長江)沿いのバンド。今はこんな感じ。

撮影:RICOH GXR A12MOUNT+Voightlander 12mm

揚子江沿いのバンドの早朝。

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